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2024/9/27

一般社団法人インクルーシブデザイン協会国宝さんと語る「誰もが使える製品」とは?

みんなが使いやすいバッグ  命を守るデザインの歯ブラシ

左:一般社団法人インクルーシブデザイン協会 代表理事 国宝孝佳さん(理学療法士)/右:ファイン株式会社 取締役 歯ブラシデザイナー 曲尾健一

曲尾:本日はよろしくお願いいたします!

 

国宝さん:こちらこそよろしくお願いいたします!

 

曲尾:あらためて国宝さんがどのようなお仕事をなさっているか教えていただけますか?

 

国宝さん:一般社団法人インクルーシブデザイン協会の代表理事をしている国宝孝佳といいます。元々は病院で理学療法士という立場でリハビリを担当していました。今はその経験を活かして、障害がある方々とメーカーさんをマッチングさせることにより、障害がある方々が感じている不便さをメーカーさんへ共有し、メーカーさんの商品をより多くの人々が快適に使えるようになる手助けをしています。

インクルーシブデザインとは

 

インクルーシブデザインとは、誰もが使いやすい製品やサービスを設計するアプローチで、特に障害者や高齢者など多様なユーザーのニーズに対応することを目指しています。利用者の多様性を考慮し、社会的なバリアを取り除くことにより、全ての人が快適に暮らせる環境をデザインすることを重視しています。この手法は、より多くの人々にとって便利で公平なデザインを実現することを目標としています。

国宝孝佳さん

理学療法士として活動し、インクルーシブデザインの推進に尽力しています。障害者の視点を取り入れ、製品やサービスをより多様なニーズに応じたものに変革することを目指し、一般社団法人インクルーシブデザイン協会を代表理事として率いています。彼の取り組みは、社会の不便を新たな価値に転換し、より包括的なデザインを実現することに注力しています。

曲尾:ありがとうございます!おとといは暑かったですが、みなさんとディズニーランドに行かれたそうですね。

 

国宝さん:そうなんです。車いすメンバー100人くらいでディズニーランドに行ったのですが、「こまめに水分補給・こまめに日掛けで休憩」などの対策をしたお陰で熱中症など、体調不良になる方は0人でした。

 

曲尾:車いすだとご自分で移動できない方もいらっしゃいますもんね、こまめに休憩をとらないと危険ですよね。

 

国宝さん:そうなんですよ、地面に近い分シートのところにすごい熱がこもるんですよね。でも自分から「しんどい」気持ちを発信できない方もいますし、こちらが気を付けてあげないとリスクが高い部分はありますよね。私自身は、暑くても元気に動き回れるタイプですが、自分基準ではなく彼らの体調や状況に合わせて対策をするように注意をしていましたね。

 

曲尾:なるほど、「相手の気持ちになって」という前提で動かないといけませんね。

 

国宝さん:そうなんですよ。仕事をする中でも「相手の立場で考える」というのは大切にしていて。

 

曲尾:以前お話しを聞いたときにおっしゃっていた、前後ろが関係ない肌着ですとかも、色々な立場の方にとって便利なものだな、と感じました。

 

国宝さん:そうですね!あのデザインは、いままでのファッションの常識にとらわれていると、考えつかないと思います。お子さんだったり、介護をしている方も、前後を気にしながら服を着たり着させるのって難しくて、だから裏表も前後もない服を作れば、間違いもなく、洗濯も楽になって、みんなが楽になる。

 

曲尾:別に誰でも裏表間違えたり、とかありますよね(笑)私たちも介護関係の商品を作って販売していますが、「使っていてストレスがない」というのは1つのキーワードかな、と思っています。そう言った意味でも、裏表前後がない服はとっても素敵だなと思いました。

 

片手で使えるショルダーバッグOneDe(ワンデ)

片手で使える快適なショルダーバッグ、OneDe(ワンデ)。軽量で収納力もあり、日常の動作をスムーズにサポートしてくれる。

国宝さん:他にもこんなバッグを作りまして。

これは脳卒中の後遺症などで、体の半分が動かなくなってしまった人、所謂「半身不随の人でも片手で使えるバッグ」として考えました。バッグってファスナーをあけるときに両手を使わなくてはいけなかったり、片手だけでは扱いにくいものが多くて。なので全部を片手で操作できる、というバッグを作りました。クラファンでも100万以上集まったんです。

 

曲尾:こちらのバッグはどういった工夫をされたんですか?

 

国宝さん:マグネットボタンを採用していて、片手でもあけやすく、かつ綺麗なバッグの形を保つための、はりやコシはキープ、そして軽量で、でも開けたときはガバっと開いて物が取りやすく、コーヒーを持っているときでも、傘をさしていても、赤ちゃんを抱っこしていても使いやすい。より多くの人が使いやすいものを作りました。

 

曲尾:そうですよね。やっぱりインクルーシブデザインっていう考え方自体が、ハンディがあるなし関係なく、「みんなに使いやすい」というような意味合いがありますけど、まさにそんな商品ですね。確かに雨の日に傘を差しながらバックを開けるとかも結構難儀しますよね。

 

国宝さん:そうなんですよね、自販機でジュース買うときとかちょっとした時に片手で扱えると便利なんですよね。 僕らはそういう限定的なシチュエーションですけど、片手しか使えない人はそれが毎日24時間365日ですからね。どうしても困ることがすごく多い。 それを解決できるバッグです。

 

曲尾:確かに 。クラファンに協力して下さった方達は、実際どういう方達だったんですか?

 

国宝さん:3割ぐらいが当事者の方、7割ぐらいがいわゆる両手が使える方でしたね。

 

曲尾:そうやってどんどん知っていただければすごくいい商品だなっていうのはわかっていただけると思います。うちの会社は、ベビー商品も扱っているので、お母さんたちって片手にお子さんを抱っこして、 バッグから何か出さなきゃいけない場面、結構あるじゃないですか。そういうお母さんお父さんたちも、これはかなり助かるかもしれないですね。

 

国宝さん:そうなんですよ、実際「パパバッグ」としても結構売れたんですよ。

 

曲尾:デザインとしては、男性寄りになるんですかね?

 

国宝さん:そうですね!男性目線で「かっこいいな」と思うデザインにしました。撥水加工がされているナイロンの素材で。塩縮加工っていうのがされて、結構シワっぽく表情のある素材で。

曲尾:本当におしゃれですね!普通のブランド物のバッグみたいに見えます。

 

国宝さん:そうなんですよ、「実は片手で使えるバッグで~」って語りしろがあるみたいな。そこから口コミでみんなに使ってもらって。

 

曲尾:僕も欲しいぐらいの感じですね。

 

国宝さん:お買い上げありがとうございます!(笑)

 

曲尾:実際ぼくもバイクに乗ってるときとか、グローブしたままだとバッグから物を取りにくくて、、こういうバッグあったらすごい楽だなって。


国宝さん:ガバっとあくんでね!これ、他にもこだわりがありまして、外は黒なんですけど、中はライトグレーなんですよ。というのも、男性の小物って黒のものが多いじゃないですか。なので視認性を考えて、中はライトグレーにしたんですよ。中も黒の背景だと、小物が探しにくくて。機能面と併せて嗜好性も大事にしたくて、ライトグレーにしました。

みんなが使いたくなるデザインと使いやすさ

ー5秒で着られるシャツThinkMinorityー
片手しか使えない方をインクルーシブして開発し、ボタン操作のいらない、5秒で着れるシャツが生まれた。 マルイで開催されるインクージョンフェスで展示され、好評を博した。

曲尾:使いたくなるっていうところ、とても大事だと思います。

 

国宝さん:障害ある方でもね、機能性で選んでると思いきや、そうではなくて、使いにくくてもかっこいいかわいいで選ぶんですって。それを聞いたときもハッとして。

 

曲尾:そうですよね。やっぱり美意識というか 「どういう物が好きか」っていうのはハンデがあろうがなかろうがあんまり関係なかったりしますよね。僕は結構年配の方向けのデザインをする機会があるんですけど、最初の頃はちょっと落ち着いた色の方がいいのかなって思ってたんです。でも皆さんからお話を聞くと、結構ビビッドカラーだったり、発色のいいピンクがお好きだったりして。 持っていらっしゃる傘とかも見てみると、すごい鮮やかな色だったりして。そういうのを見て、そうか!と。そう言った色を選ぶ理由の一つは色を感じにくくなったっていう身体的なところもあるらしいんですけど、でもやっぱり元気になるからっていう理由が多くて。

 

国宝さん:そうそう、結構ビタミンカラーのものを使っている方、本当に多いですし、杖とかも結構皆さんカラフルで。

 

曲尾:最近男性の方でも鮮やかなオレンジとかお好きな方も多くて。みなさんおしゃれですよね。 生活してて「おしゃれでいたい」っていう気持ちを皆さんお持ちで。

 

国宝さん: やっぱ若いですよね気持ちが。うちのおばあちゃん96歳なんですけど、話してたら「まだ気持ちは18歳だ!」って言ってますから(笑) 曲尾さんもね、42歳ですよね?でも、気持ち的には20歳のときとあんまり変わらなくないですか? 

 

曲尾:確かにそうですね。

 

国宝さん:落ち着きとか、振る舞いとかはもちろん変わっていくと思うんですけど、 基本的に42歳で「もうおっさんやな」とか、なんかならなくないですか?みんな一緒で70歳になっても80歳になっても、気持ち的には若いころのままみたいな人が多いから。

 

曲尾:なるほどね、確かにそれすごく大事ですよね。やっぱり気持ちの年齢みたいなものは、僕らみたいに商品作ってる人は尚更、そういう気持ちを理解しておかないといけませんね。カラーリングから使いたくなるもの、という事は普段から意識しているんですけど。僕らが作っているのは、入れ歯を磨く歯ブラシだったりするんですけど、生き生きと喜んで使っていただいてるのを見ると、作った甲斐があるなと思って嬉しいですね。 国宝さんは、アパレル関係が割と多い感じなんですか?

 

国宝さん:そうですね、肌着とカバンと、あとはノートだったり、アパレルも多いですけど日用雑貨全般いけるので。

 

みんなが安全に過ごすためのデザインや設備

曲尾:昔、車の会社にいたことがありまして、インテリア部門だったんですが、健常者いわゆる普通の方でも、 運転中見にくい箇所があったり、解決できていない箇所があって。それはハンデのある方からすると、もっと範囲的には広がるんだろうなとは思って。 昔デザインするときに先輩に言われたのが、「使いづらいデザインとかわかりづらいサインとかを入れてしまって、運転手が1秒だけ「ん?」って思った瞬間に、車は遅めの時速40kmで走っていたとしても、 その間に何メーターも進んで行って事故になる可能性がある。「いかにわかりやすく、操作しやすくするのか」が大事だぞ」って。

 

国宝さん:なるほど、大事ですよね。結構世の中にわかりにくいサインっていっぱいある。

今後タクシーも自動運転になって、運転手がいなくなるのですが、そうなったときに視覚障害の方は、自分のところにタクシーが来ても認識ができないから乗れないみたいなことがあって。解決策として、顔認証システムみたいなものがあればいいね、という話しもでています。位置情報だけだとやっぱり多少ずれがあるので。障害がある方もない方も、間違えたりしなくなるよねって。 実装の準備が進んでいるみたいです。

 

曲尾:確かに人通りがないとこだったらそこまで間違えることはないでしょうけど、駅前とか人が多いところだと私達も分からなくなりますもんね。

 

国宝さん:無人バスとか無人タクシーとかももっと増えると便利ですよね。

 

曲尾:国宝さん守備範囲広いですよね。

 

国宝さん:そういう意味で言うと、僕の守備範囲は、障害者の持つ不便のことだけなんですよ。

 

曲尾:でも今お話聞いててインクルーシブデザインのいいところって、障害がある方が使いやすいのはもちろんなんですけど、 広げて考えるとみんなが使いやすいってことですよね。

 

国宝さん:結局、障害のある方だけのために作っちゃうと、ビジネスとしても狭まってしまうんですよね。市場も小さいですし、赤字部門になってしまうので、 資本主義のものさしの上で戦えるように 、とは常に考えています。

 

曲尾:前もおっしゃっていましたが、N1みたいなイメージでまずは1人のために考えてみる。それが実際は、周りの方もみんなが使いやすいみたいな。そういうのが今後すごく大事になってくるなと思って。

 

国宝さん:そうですね 。それがまさにインクルーシブデザインの定義なので。巻き込んで作るっていう。

ファインの便利な介護用品

圧倒的に軽く、手で自由に曲げられるチタン製のフォーク。 チタンを知り尽くした職人により、丈夫なチタンを曲げられるように加工している。

鼻側のコップの縁を低くしてあるので最後までコップを傾けても鼻に当たることがない。そのため、最後の一口まで頭を真っ直ぐにしたままで飲み干すことができ、むせにくくなっている。

曲尾:うちも色々作っているのでぜひご紹介させてください。例えばこんな感じで、ある程度の角度しか腕が行かないって方でも、曲げて使っていただくことによって、自分で使えるフォークであったり、

こちらのコップも視認性を考えて、持ち手をリング型にしていて。理由としては、やっぱり立体的に見えるっていうのがすごく大事で。白いテーブルの上に白いティーカップを置いちゃうと見にくいんですよね。これがあることによって、 立体的に視認できるっていうのがありまして 。あとは色も割と見分けがつきやすいというような赤色を選んでいます。

あとは、手首を返すだけで頭を上げずに飲めるっていうとことがあって、 むせやすい方に使っていただいています。

足に手が届かない方でも、一人で簡単に靴下が履けるサポートアイテム。

一人で簡単に靴下が履けるサポートアイテムです。(両手を使うタイプ)

これも結構ロングセラーなんですけど、ソックスサポートって言ってご自身で靴下を履けない方向けに、椅子で座って使う短いものと、 リーチが少し長めになっていて立って使えるようになっている2種類があります。

お相撲さんにも使って頂いているんです。これペラペラなんで、持ち運びにも便利で、巡業のときにもスーツケースに入れて持っていってくれているみたいです。

吸引歯ブラシ「吸ty」

曲尾:あとは、「吸ty」っていう吸引歯ブラシなんですけど、吸引器も最近はご家庭でも持っていらっしゃるおうちが増えてきまして、それに接続いただいて、 掃除機みたいに吸いながら磨けるんです。

吸引器のチューブにつなぐだけで汚れを吸い取りながら楽々ブラッシングができる。弊社独自のダイレクト吸引方式だから吸引力が断然強い。
また吸引口のチューブは ブラシ加工されており、汚れを直接掻き出して吸引する。
ケアを行う方も、ケアを受ける方もストレスフリーの使い心地。

国宝さん:これ本当に便利ですよね。

 

曲尾:各社さん同じようなものは出されているんですけれども、うちもありがたいことにもう10年弱販売しているロングセラーの商品で。 うちの場合は、ヘッドの部分にこだわっています。

曲尾:お花みたいに広がってるんですけど、やっぱりこの部分が硬かったり尖っていたり切りっぱなしの状態だと、口の中であたったときに痛いんですよね。この部分は、スタッフが手作業で、バーナーで焦げない程度に暖めて、ふわっと花のような癖をつけてあげるっていう作業をしていて。他社さんだと大体これ400円弱ぐらいで出されているんですけど、うちは倍の750円するんですよね 。それは手間かけてるからしょうがないっていうところもあるんですけど 。使いやすさっていうところにフォーカスすると、磨かれる方も痛いのは嫌でしょうし、 磨く側も使いやすい方がいいんだろうなとは思っていて。 そういう点は、僕らなりのこだわりではあるんです。

今までが普通の歯ブラシで皆さんやられてた中で、どうしても誤嚥のリスクとかがあって。歯磨きは1番、誤嚥性肺炎のリスクも高い。

 

国宝さん:わかります。 

 

曲尾:そこを吸ってあげることによって、かなりリスク回避できるので。そういう観点から考えると、すごく大事だなとは思うんですけど。とはいえやっぱり消耗品なので。なかなか700円は高いと言われてしまうこともあるんです。 

 

国宝さん:でも1ヶ月2ヶ月使うものなので、1日単価で考えればそこまでじゃないですよね。 


曲尾:そうなんですよね。ただやっぱり心理的に、買う方は介護する側の方なので。ご自分の歯ブラシが、100円200円で買ってるのに、、って思うお気持ちもよくわかって。国宝さんがおっしゃったように、1日単価とか、1回単価で考えると、そこまでじゃないとは思う

んですけどね。購入する方の心理的なハードルと、あと使いやすさの両立が、今テーマになっていまして。 

ちょっとデザインに関しては正直今まで色味などバラバラだったのを、ピンクと薄グリーンに統一して、ある程度うちの商品だなっていうラインナップには、今見直ししてきているんですけど。 まだまだお客様が使いたくなるような感じまではいってないので。

 

命を守るデザインが施されている「吸ty」

国宝さん:これは基本的に病院のスタッフさんに使っていただいたり、企業のお客様のほうが多いんですかね?

 

曲尾:そうですね、介護施設さんとあと病院さんですね。寝たきりになってる方がメインではあるんですけれども、一部、歯科の先生に口腔内をざっと残渣を拭い取るために使っていただいたりとか、あとは手術中に、長期になると全身麻酔かかってる状態で歯も磨くんですけど、そういうときに使っていただいたりとか。

 

国宝さん:そういう寝たきりの方とかは、口の中の環境が結構ばい菌だらけになっちゃってる方とかいらして。ちょっと傷ついただけでも 、そこからばい菌が入って敗血症とか、それでねすぐ治ればいいんですけど、 またそこから新しいばい菌が入ると命に関わってくるので、 ちょっとした傷もつけないっていうその配慮は免疫力が落ちてる人にとってはものすごく大事だと思って。命を守るためって考えたら700円は高くないと思いますけどね。

 

曲尾: そうなんですよ。今おっしゃられた通り、 特に胃ろうの方は、口で食事をしなくなるので口の中がドライマウスでカピカピになってたりするんですよ。そういう状況のところに無理やり歯ブラシ入れちゃうと、 出血しちゃうんですよ。 

 

国宝さん:ご家族が歯磨きに使ったとき「 自分がやったせいでケガをした、病気になった」と感じてしまわれるような可能性を減らすためにもとても良い商品だな、と思いますよ。

 

曲尾:今後はご自宅で介護をする方も増えると思うんですよね。ただ皆さんのお話を聞くと、介護用品をどこで買ったらいいか分からない、とおっしゃられるんですよね。今後どうやって皆さんに知って頂こうかな、というのは課題ではありますね。今はこの「吸ty」、他社さんでも売ってもらってるんですけど。結構評価して頂いていて。というのも、1回「吸ty」を使ったお客様は、その後安い商品に1回変えてもまた「吸ty」に戻ってくる、と。使っていただいてる方はもうずっと使っていただいているんだと思います。

使い方については、商品の袋のQRコードを読みとると、スマホで使い方を見られるようになっていて。そちらでもご紹介させて頂いているんですけど、この花カットにして口内に触れても痛くない分、ヘッドをギリギリまで奥に伸ばせて、吸引力も最大限引き出せるようになっているんです。医療関係の方曰く、寝たきりだと上を向いてるので、水が気道の方に入っていってしまって酸欠の状態になってしまうらしくて、そういうのを防ぐためには横向きで使って頂くっていうような啓蒙もこれからしていきたいと思っていますし、吸引力はやっぱり花カットの次に、「吸ty」のおすすめポイントでもあります!

「吸ty」を前に介護の際のケアについて真剣に話す国宝さんと曲尾。

命を守るデザインが施されている「吸ty」使い方動画

国宝さん:チューブはカテーテルですか?

 

曲尾:そうです。他社さんから購入していて。でもそこから歯ブラシにつけるために色々加工したりしています。

 

国宝さん:そういう細かい単純作業は、就労支援A型B型とかの方が結構得意ですよ。

 

曲尾:そうなんですね!実際、第二工場の隣が就労施設なんですけど、「お手伝いできれば」とお声をかけていただくので、考えてみたいと思います。地域貢献にも繋がりそうですし!さっそく工場側にも伝えてみますね。そろそろお時間ということで。

 

国宝さん:1時間、早いですね!

 

曲尾:今日は色々とお話しを聞かせていただきありがとうございました!

 

国宝さん:こちらこそありがとうございました!